スケボー友達がスノーボードをしてる写真を見せてくれた。それが初めて見るスノーボードだった。
「雪の上でもできるスケボーだ、面白そうー」程度の感情で学校行事で１回しかスキーをやったことがなくウィンタースポーツとは無縁だったので、スノーボードを始めるなんて当時は思っていなかった。
飽きっぽい高校生は１年ほどでスケボーをやめてギターを始めた。適当にギターを弾いて適当に高校生活を過ごし、卒業して就職した。
働くようになって金を手に入れた。世間ではジワジワと雪の上でもできるスケボーが流行りだし深夜番組やボーリング場のモニターなんかでスノーボードの映像が流れてた。
流行りモノに弱いので深いことは考えず大金を持ってストーミーに行ってアイアン・メイデン調のグラフィックの謎のブランドの板とメタルプレートのチープなバイン、エアウォークの人参の絵がワンポイントのヒモとマジックテープで固定するブーツを手に入れ。アルペンでセッションズのプルオーバーのウエアを買った。
ストーミーで貰ったJPマーチンのハウツービデオを何度も見て冬に備えた。
ハウツーだけで見飽きたので近所のサーフショップでThe BURNINGというビデオを買った。これが初めて買ったスノーボードビデオだった。
