2012年9月9日

昔ネット通販で痛い目にあった話

(この話はたぶんフィクションです)

10年ぐらい前だった気がする。
楽天でスノーボードのウエアをポチった。
支払いはカード払い。


スノーボードのウエアって、ジャケット2.5万〜5万、パンツ2.5万〜4万ぐらいで上下を定価で揃えると8万ぐらいと結構な額になる。

ウエアは消耗品だし安く買いたくなるのが人間の性。

楽天で欲しいウエアを検索してると40%オフで売ってる店を発見。
まだ前のシーズンが終ったばかりの6月に安さにつられてポチった。

スノーボード用品って内外価格差が大きい(モノによるけど)ので俗にいう並行輸入品は国内正規品よりかなり安くて貧乏ボーダーにはありがたい存在だった。

ただ並行輸入にはリスクがある。
不良品だった時に保証が効かないので並行輸入は自己責任っていうのは理解してた。

けど、それ以前の問題が起こった。
商品が届かない。

ウエア代はカードで支払い済み。
9月頃の入荷予定で順次発送しますというメールを6月の時点でもらったけど音沙汰がない9月下旬。
しかも、いつ頃届くかメールで問い合わせしたけど返信が来ない。
返信が来ないから電話をしても電話が繋がらない。

これはヤバいと思い10月に楽天に連絡。ショップとお客さん同士で解決してね。他人事のような不誠実な対応で激しくムカついたことは10年ぐらい前の話だけど鮮明に覚えてる。

全く頼りにならない、アテにならない楽天様のいうようにショップに連絡して解決できればいいけど電話もメールも連絡が取れない。

某SNSのスノーボード掲示板で同じように被害にあってる人の書き込みがいっぱいあった。もう泣き寝入りするしか無いのかとか思った。


諦めなかった。

某SNSで某巨大掲示板サイトでも被害者たちが情報交換をしていることを知り情報収集していくと、発送が間に合ってないとかで(未だに理由は謎)ショップの倉庫に行けば商品がもらえるらしいという未確認な情報をゲット。

黙っていても何も変わらないし商品は届かない。冬が近づく。
ショップの倉庫の住所を某巨大掲示板サイトで調べ僅かな希望を求め倉庫に向かった。
時はすでに12月。

電車、バス、徒歩、2時間ほどかけて倉庫街のとある倉庫にたどり着いた。
開いていたドアの奥にスノーボードが見える。間違いないこの倉庫だ。

恐る恐る注文したときの申込番号が書かれたメールをプリントアウトした紙を倉庫にいた従業員に渡して商品が届かないから取りに来たと伝えた。

すると2階に案内された。
そこには大量のスノーボードウエアがあった。
この中から注文した商品を探して下に持ってきてくださいとのこと。

自分が注文したウエアを探す。

探す。

探す。

探す。

ジャケットはあったけどパンツがない。ジャケットだけでパンツを履かないでゲレンデ行ったら寒い。それ以前に変態紳士のレッテルを貼られてしまう。それは困る。

このままだとゲレンデで変態扱いされること、寒くて風邪をひいてしまうこと、スノーボードを行う上でウエアのパンツの重要性を従業員に紳士的に伝えた。

代わりに好きなパンツを持っていってイイといってくれた。

お言葉に甘えて注文したパンツよりいいパンツを手にすることができ快適な冬を過ごすことができた。





結局損害を被ったわけじゃないんだけど、冬がどんどん近づくけどウエアが届かないというスノーボーダーにとって精神衛生上宜しくない時間を過ごし、ネット通販はオウンリスクと学んだ。

ネット通販は労せずに安い商品を気軽に探せて家を出ずに買い物できてしまい大変便利ですが、所在が怪しいショップでモノを買う時は多少なりともリスクがあると思ったほうがいいです。ネット通販には気をつけましょう。

最後に、この文章を書いてる横で昨日楽天で安く買った中国製のスマホの充電器が12時間充電中で未だに充電完了していないことを自戒を込めて書いておく。

(この話はたぶんフィクションです)