2012年9月16日

BURTONチームビデオ"13"Movie Partyに行ってきた(辛口評価)


感想を一言でいうと、前作Standing Sidewaysの方が面白かったかなーって感じ。

前作のStanding Sidewaysと比較すると、ロケーション、ライダーが少なく、カズ、キーガンの穴を埋めるライダーがいない。普通に面白いんだけど前作が結構ツボだったので期待してたぶん物足りなく感じて消化不良気味。撮影日数が少なかったのか?

作りは、パークあり、ナチュラルあり、マウンテンライドあり、アーバンジビングあり、パイプあり、抑えるところは抑えていて退屈なフッテージが続くわけでもない、どんなスノーボーダーが観てもお気に入りパートが1つはあると思う。

けど、前作だと各パートに入る前にライダーごとのオープニングカット的なやつがあって、これから◯◯のパートが始まるよ!って感じで作品の流れにメリハリがあったけど今作はそれが無い。
無いことによってテンポよく観れるけど、逆にダラっと感じてライダーごとのパートの印象が薄くなっちゃってる感じが。。あと音楽も前作の方が良かったなー。

注目してたのがイーサンのパート。イーサンのマニュアルが好きなんだけど、今作はシンプルなセクションをテクニカルにこなすというよりテクニカルなセクションを攻めてるフッテージが多くマニュアル度が少なくてチョット残念。けど、いいパートです。

ダニー・デイビスをもっと観たかった!

全体的に前作より撮影するアングルの工夫が感じられなく、良くも悪くも王道な撮影アングルのカットが多かった気がする。カット割りの好みは個人差があると思うけど、これがダラっと感じた原因かも。

スノーボード高度成長期を過ごしたR30世代の僕としては、ターンのときの右手を見ればひと目で彼だと分かってしまうレジェンド、テリエの精密なライン、ハイスピードでビッグなターンからの超絶スプレーとか、フォーラム時代から毎年欠かさずパートを残すスノーボード界の衣笠祥雄、ジェレミー・ジョーンズのウォールの正面からアプローチしてウォールからアプローチのリップに戻る(説明が難しい)カンフー映画のワイヤーアクションを凌ぐトリック。もうギミックかトリックか分からない。
R30世代ライダーが今でもヤバいパートを残してて嬉しい。

色んなスノーボードが観れて、さすが各カテゴリーにオールラウンドにライダーを抱えるバートンのチームビデオといった感じで普通に面白い作品なんだけど、前作の方が作りこんでる感があって面白かった!
タダで観せてもらって1回しか観てないのに偉そうに辛口評価してスイマセン。


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