2013年1月30日

関温泉

春に何回か来たことがあったけどハイシーズンは始めて。

前々からハイシーズンに行きたいと思ってたけど、FFの貧弱なマイカーなので国道から延々と続く坂道でスタックするのを恐れて行く機会がなかった。
今回はショップのツアーで四駆に相乗り。ガンガン ズンズン グイグイ上昇。さすが四駆!長い坂道も越え無事、念願のハイシーズンの関温泉。

このゲレンデ、大きい訳でもなくコースは3つ、リフトは2本しかない(しかも1本はシングルリフト)古き良き雰囲気が残るメローなゲレンデなんだけど、 スノーボードの聖地なんて言われてるだけあって、スノーボード汁がにじみ出てるアクの強いスノーボーダーがどこからともなく集まってくる。

最近の小綺麗なゲレンデがチェーン展開の飲食店なら、関温泉は味のみで勝負する個人経営の飲食店といった感じで、コースもリフトも少ないけど、無駄なロープが張ってなくて自然地形が面白い。ゲレンデ総面積に対しての遊べるポイントが他より圧倒的に高い。

今回は2日間のトリップ。
出発前に天気をチェックしてたら大荒れの予報で心配だったけど、到着すると風もなく積雪も膝上程度。妙高の他のゲレンデは強風でリフトが止まったりしてたみたいだったけど関温泉は風に強いらしくほぼ無風。


初日は終日雪が降って少し視界が悪かったけど人も少なく色んなポイントを攻めまくり。
深すぎないパウダーで、たまーに底付きするところもあったけど、そのぶん板は取り回し易い。

やっぱり地形を滑るのは楽しい。

楽しすぎて暴走して迂回路に落ちて膝で鼻を打って鼻血が出たけど気にしない。
初日は出発が早かったこともあって程々に滑って終了。宿に帰って翌日に備える。

2日目の朝、宿の窓から天気をチェックすると太陽が出てる!
天気予報では雪だったのに、こういう天気予報のハズレはテンション上がる。


夜も降ったようで前日のラインはリセット。
2日目も膝上程度の積雪。リフトオープン前から関温泉を食い散らかそうと企むパウダー好きのスノーボーダー、スキーヤーで大行列。
リフトが動くまでノートラックのゲレンデを眺めながら、どんなラインを滑ろうか、どのポイントを攻めようか、至福のイメトレタイム。

リフトが動くとキレイなノートラックのゲレンデに次々にラインが入り、1時間もすると、あっという間に食い尽くされる。
リフト待ちをして並んでいる時もみんな滑ってる人を見て「おー行った!」とか「あー惜しい!」とか、ナイスなラインを滑ると並んでる人達から歓声が上がる。なんともピースなゲレンデです。こういう雰囲気最高!


前日から狙ってたリフト横のテリエも飛んだといわれるマッシュを飛べて個人的にはすでに満足してたけど、まだまだ終わらない。
第1リフトで滑れるところを食い尽くし次の標的は第3リフト。
第3リフトは山頂の除雪に時間がかかっているようで昼前まで動かず、ここでも長蛇の列。パークの行列は我慢できないけどパウダーの行列は我慢できます。


並びながら空を見ると雲が抜けて本格的に晴れてきてテンションもガンガン ズンズン グイグイ上昇。第3リフトも動き出し、先頭集団が次々とパウダーを食い尽くすのをリフトの上から眺め山頂へ。
太陽とパウダーは、秋山と清原。タカとユウジ。餃子にご飯に匹敵する最強コンビで楽しくない訳がない!

そんなこんなで、あんなところやこんなところを2日間滑り倒して今シーズン一番楽しいスノーボードができました。
イメージ通りに滑ることができなかったポイントがいくつもあったけどまたの機会にお預けで。

ハイシーズンの関温泉を滑って自然地形で遊ぶ楽しさを再認識。
最高の2日間でした!