2013年3月2日

ワックスは何故もっと進化しないのか?

近年のスノーボードギアの進歩はめざましく、キャンバー以外にもロッカー形状の板が出たり、波打ったグネグネのエッジ、足元の板の厚みが違ったり、色んなアイデアが詰め込まれ進化のスピードは早く十年一昔とはこういうことなのかとスノーボードで実感する今日このごろ。

板は乗りやすく、ブーツは心地よく、バインは効率よく力を伝え快適にフィットしてるのにワックスだけは大して進化してない気がする。

たぶんワックスの持続性とか滑走性は昔より上がってると思うんだけど、基本的にはソールにワックスを垂らしてアイロンで伸ばして冷えたら剥がす。この方法は昔から変わっていない。剥がしたワックスが散らかり非常に手間のかかる作業。

俗にいう正しいワックス方法なら、新しい板にベースワックスとして柔らかいワックスから徐々に硬いワックスを入れるために何度も何度もワックスしてソールをつくり、滑るときには雪温にあった滑走ワックスを入れる。ソールが汚れたらクリーニングワックス。
ワックスメーカーの推奨する手順でワックスしてたら面倒くさい。特別スピードを求めてるわけでもないので僕は板が汚れたらワックスする程度です。

いいかげん1シーズン1回でOKのワックスなんかが登場してもいいんじゃないかと思うわけです。
まあ、最近ワックスの浸透が高いと言われるサーモワックスが登場したけど、なんだかんだで結局ワックスは必要なのです。

そこでワックスが何故もっと進化しないのか?考えた。


業界陰謀説
実はもう超高性能ワックスは開発されているんだけど、それを発売してしまうとワックス業界が儲からなくなるので発売せずに技術を小出しにしてワックスを発売して価格コントロールをしてる説。

某SNSのスノーボードコミュニティではワックスについて熱い議論がされておりメーカーが推奨しないようなワックスの方法でよく滑るようになったと書き込みがあると何故か必ずといっていいほど粘着質なコメントで反論され徹底的に批判される。
NOTwaxという液体フッ素を板に直接塗りこむ簡易ワックス(実際よく走る)を勧めるコメントがあるとソールが痛むからダメだとか難癖つけられ必要以上のネガキャンが行われる。

闇の組織がワックス業界を牛耳っていて裏でゴニョゴニョして知らぬ間にスノーボーダー達はメーカーが推奨するワックス方法を信じて大量のワックスを消費していく。


近年の大陸からの黄砂、あれも闇の組織の仕業だ。
大陸からハイテク技術を使い黄砂を日本に飛んでくるように仕向けて春先の雪山に黄砂を撒き散らしスノーボーダーのワックス消費量を増やしてワックスを売る。

くそっ!なんて恐ろしい世界なんだ。。

おっと、これ以上書くと闇の組織に消されそうなのでこのへんにしてワックスしよう。